仮説も含めて喘息に対して鍼灸ができる事

ざっくり言うと喘息は気管支に炎症が起こり、気道が狭くなることで起こります。
そしてお薬で気道を拡げるのは一時的な対症療法であり。基本的にはステロイド剤による炎症を抑えるという治療がメインになります。(苦しい時に気道を拡げるお薬を使うのは、それはそれで必要なことです。)

ステロイド剤と言うのは腎臓の上に帽子のように存在する副腎という臓器から分泌されるホルモンに似せて作られたお薬の事です。
このホルモンが炎症を抑える作用に優れているので、アトピーや喘息など身体の炎症性の症状が出ているときには処方されるのですね。

ここからが鍼灸として何ができるかを考えていきます。

上でステロイド剤は身体の中で作られるホルモンに似せて作られたと書きました。
そしてこの抗炎症にすぐれたステロイドホルモンは副腎から分泌されて血液に乗って全身に届けられます。
つまり副腎で100のステロイドホルモンが作られても、身体中の様々な場所に炎症が起こっていてそこで消費されていったら、気管支に届くステロイドホルモンの量は50だったり、20だったりする可能性があります。

①そこで鍼灸で全身の調子を整えることで、身体の様々な場所で起きている炎症を少しでも軽減して、気管支に届くステロイドホルモンの量を増やしてあげることができます。

ちなみに・・ステロイド剤の飲み薬は同じように効果が分散されるので、喘息なら吸入式で気管支に直接、アトピーなら塗布で皮膚に直接吸収させることで効果を最大限にしながら、副作用を減らす方法が取られることが多いですね。

②次にステロイドホルモンは分泌する前に作られる必要があります。
そこで鍼灸を使いステロイドホルモンを作るために必要な栄養素を吸収しやすい胃や腸の状態にします。
また副腎への血流も上げることでステロイドホルモンの生成を促します。

③次は副作用の予防です。
気管支を拡張させるお薬は交感神経を優位にするように働きます。
その為副作用として寝付きにくいや動機などの症状がでることがあります。
そこで鍼灸で頭や首、仙骨と言った副交感神経が出ている箇所を刺激して、交感神経ばかりが優位になり過ぎないように整えてあげます。

④次は鍼灸ではなく手技での話になります。
喘息の方は喉の粘膜もむくみ気道の通りを妨げます。(粘膜や腸にもむくみは存在するそうですよ☆)
そのむくみを手技によって緩和してあげることができます。

このような①②③④の作用を使いながら、鍼灸によって喘息のつらさの緩和を図っていきます。
ただ①②は喘息に限らず、他の炎症性の不調にも言えることになります。(そしてすべての不調は細胞の炎症によるものという考え方もあります)

エビデンスは?と言われると、まだまだの鍼灸ですので厳しいですが、お薬が嫌・お薬の効果が今ひとつ・お薬の量を減らしたいなど、現状に満足いっていない方はまずはお気軽にご相談くださいね☆

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