認知行動療法を一人でおこなうときの注意点

認知行動療法を一人でおこなうときはご注意ください

慢性腰痛の治療で認知行動療法を取り入れているドクターの本を読みました。

 

すごい大雑把に言うと、痛みは本人しかわからない。

 

そして痛みも感情や捉え方で強さが変わってくるので、慢性腰痛を抱えている人の物事の捉え方の癖を変えていって、慢性腰痛の痛みなどを減らしていきましょうね。

 

みたいな感じです。

 

(※痛みが心の問題であるとか、気のせいであるとかいうことではありません)

 

だいぶ大雑把に書いているので語弊があるかもしれませんので、詳しくはネットなどにも書かれていると思いますので、そちらを検索してください。

 

僕は脳の認識を変えるというのはとても大切なことだと思っています!

 

ですので、『レントゲンで骨に異常がないですね』・『骨の変形が・・』・『ヘルニアが・・』などで終わらすだけでなく、認知行動療法を取り入れているというのはとてもすごいことだと思います。

 

ただひとつ心配なことがありました。

 

その本の中にストレス日記という『状況』・『思考』・『行動』を記録しましょうと。

 

要はどんな時に、どんな風に考え、どんな風に行動したかを記録して、考え方の癖を知り、その癖を改善していきましょう!というものです。

 

現状を知るという事ではとても役立つと思います。

 

しかしこれはストレス日記を見て、

 

「こうしていきましょう」・「こう考えたらどうですか」

 

などがアドバイスをくれる人がいてこそではないかと思います。

 

もちろんこの本を書いたドクターは他の専門のドクターと一緒にこれを活用していい結果をあげられています。

 

しかしこの本では一人で治す腰痛レッスンのひとつとして、このストレス日記をつけて癖を知る・分析する・修正、実行する・検証して、改善していきましょうと書かれていました。

 

出来る人には、効果的だと思いますが・・

 

正直多くの人にとっては分析・修正・検証などは自分一人では難しいのではないかと思うんです(´・ω・`)

 

もしこのストレス日記をつけて読み返しただけで、終わったしまった場合。

 

その場合は逆効果になる可能性があると思うんです。

 

脳は時間の感覚がないと言われています。

 

理性としては過去の事とはわかっていても、脳自体はそうとは感じずに、読み返すことでその時の嫌な状況や嫌な気持ちをもう一度繰り返していることになります。

 

(ストレス日記なのでいやな状況などしか書きこまないみたいです。)

 

だからストレス日記をつけて読み返すだけで終わると、ただただ負の感情を繰り返すだけの作業になってしまう可能性があるという事です。

 

そうすると痛みが良くなるどころか、よけい長い期間苦しむことになるかもしれません。

 

このストレス日記をつけて現状を知ることは悪いことではないと思います。

 

ですが、現状を知るだけで止まらないように皆様くれぐれもお気をつけ下さい☆

 

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます

 

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